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2017.10.30

ハンス・ペーター シュミッツ先生のキラキラ・キーワード その5


奥原由子

「フルートのテクニックで一番大切なのは姿勢と呼吸。」

フルートで音楽を奏でるのには、改めて考えてみると、驚く程多くのことの同時進行が必要ですよね。

吹きたいと憧れる曲の楽譜を読んで、指さばきやタンギングを練習し、全ての音域の音を美しく響かせる。
結果、ある程度流暢にメロディ線が描ける。
「うん、できた。頑張った甲斐があったというもの。」

ここまでだって練習、努力が必要だから、良い結果には達成感が得られます。
でも、この達成感で満足ですか。というのが、今回のポイント。

私たちのに呼びかけてきた音楽は、単に楽譜に書かれたメロディ線をなぞったものではなかったはず。
私たちのがキャッチし感動したのは、作者が感じ、考え、是非とも伝えたかったメッセージ

このメッセージと、それをキャッチした私たちの感動を表現できるのが「息」なのです。
多種多様、無限な表現の可能性を実現できる「息」を持ちたいものです。
その息を使いこなすための二つの器官が「横隔膜」と「胸郭」
言わばポンプとタンクです。

まず、「呼吸」をコントロールするポンプ「横隔膜」
この筋肉は、単に空気を素早く吸い込み長く保つだけで無く、音楽を表現するのにも活躍できるのです。

そして、空気のタンク「胸郭」
これを広々と保ちつつ、横隔膜が自由自在に動ける状態を作るのが、良い「姿勢」

この2つの絶妙な共同作業が、
「フルートのテクニックで一番大切なのは姿勢と呼吸。」
ということになる訳です。

始めに書いたように、吹きこなしにはたくさんの要素が必要で、目や指や舌と違い、 自覚しにくい「横隔膜コントロールの練習」はつい後回しにされがち。第一面白く無いですもん。
なので、歓迎されなくても、レッスンの中で繰り返し蒸し返すことにしますからね!

最近「横隔膜呼吸の効用」は、医学の立場からも推奨されています。
全身の細胞内のミトコンドリアに酸素を行き渡らせることができ、頭も含め、健康や老化防止に有効だそう。
音楽にも、心身の健康にも一挙両得。嬉しいでしょ。

前回のマインドフルネスに引き続き、30年以上前のシュミッツ先生の先見の明!
改めて感慨深いです。

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