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2021.04.23

課題曲の練習ポイントの確認

キャラクターの違う課題曲、吹き分けは進んでいますか?
今回は目指すものの違いを確認し、練習の効率をアップしたいと思います。

①「ヴェニスの謝肉祭」
ハメ外しのお祭りです。ウキウキワクワク気分を味わいたいですよね。
そのためには、ある程度のテンポが必要です。
ゆっくり歩きでは気分が盛り上がりませんが、無理して走っても楽しめない。軽やかな早歩きぐらいはいかがでしょうか。
とにかく、開放感が得られる、自分に合ったニコニコテンポを見つけてください。

②「歌の翼幻想曲」
ラブソングです。愛する人を翼に乗せて、温かく優しくパラダイスに届けたいです。振り落とさないように。
そのためには、緩やかな曲線を描いての飛行が大事。
急上昇や急降下しないよう、指をコントロールしましょう。

また音が多くなると、息のスピードが上がりクールな響きになりがちです。
優しい息で、温かなサウンドをキープしましょう。

③「オンブラ・マイ・フ」
静かにたたずみ、今生かしてもらっていることへの、心の奥底からの感動を響かせたい。
上記の2曲と違い、音の粒々の並べ方での表現ではありません。
響いている一音一音に耳を澄ましましょう。

というか、響きの中にすっぽり入り込んでください。
そして、グルリあたりを見回してみてください。
あなたの感動が充満していますか?

そんな演奏に導いてくれる名曲です。

聴かせていただくのを楽しみにしています。
奥原由子

2021.04.16

課題の追加

今回の課題はご存知、オン・ブラ・マイフ(いとしい愛らしい緑の木陰)

前回の2曲と対照的に、ゆったりテンポで、音数もとても少ない名曲です。
踊ったり飛んだりしません。
作者は緑の木陰に静かにたたずみ、心の奥底から立ち上ってきた、深い感動を表現しています。

今年も、この状況下でも、間違えなく、生き生きと芽吹いてくれた新緑!
皆さんはどんな気持ちで享受されていますか?
ご自身と作者の感動を重ね合わせて表現してみてください。

私の気持ちは「講師の演奏」コーナーに載せていますので、もし良かったらお読みください。


☆お話変わって。
オンラインレッスンも約1年体験しました。
良かったこと、残念だったこと、今後の希望、を書いていただいたメールが届き始めています。
その中で多数挙げられている残念なことは、皆さん同士の交流ができないことです。
せめて、「本音トーク」上で語り合ってもらえればと思います。
(近日掲載しますので。)

奥原由子

2021.04.07

対照的な2曲の新課題その2

「ヴェニスの謝肉祭」と「歌の翼に」、この2曲は対照的なキャラクターの曲。その演じ分けが進んでいるようで素敵です。

今回も、シュミッツ先生の「まず、イメージを!」というのが効力を発揮していると思います。

◉音符を予め塊(フレーズ)として捉えて、イメージを描くことが大切でしたね。
音符を粒々で読み進めると、意識にブレーキが掛かり、テンポも上がらず、音楽も流暢に流れません。
ところが、イメージを描いた途端、皆さんの指さばきは自分でも驚く程スムースになりましたよね。
それに連動して、息の調子もタンギングも音楽を表現し始めたのを体験しました。

その素敵な音楽が耳に入ってくれば、気分が良いからますますイメージが膨らむ。でしょ?
この上昇するスパイラルはワクワクする高揚感を与えてくれますよね。

◉謙虚な向上心は必要だけど、切りのないものです。
皆さんの、これまでの努力で培った実力は大したものです。
レッスン時、一緒に掘り起こしたら、自分でも驚くような力が飛び出したでしょ。
一人で練習する時も、殻をドンドンかち割って大喜びしてください。

なんたって課題曲は、たが外しのカーニバルだし、空飛び笛吹ですから!

奥原由子

2021.03.09

対照的な2曲の新課題

「ヴェニスの謝肉祭」を提案した時の皆さんの反応は?
「受け取りました。」または、「………………」

そして、「歌の翼に」の提案には、
「素敵な曲ですね。」「綺麗な曲をありがとうございました。」

「そっか。やっぱり。」予想通りでした。
だから選んだんですよ。

その心は。 音階やアルペジオが黒々と並んでいても、退屈なテクニック練習のためだけじゃ無いんだよ。
これらの音列は、多種多様に変化して、その音楽が表現していることを音にするツールなんだよ。

これを実感するための良い例題だと思いチョイスした、対照的な2曲です。

「ヴェニスの謝肉祭」は、無制限、100%の開放感を表現。
全身全霊を解き放ちましょう。アルペジオ、音階、トリル、タンギングもそのためのものです。使いこなして、部屋をカーニバルサウンドで充満させちゃいましょう。

「歌の翼に」は、自由に空を飛んでみたい願望を叶えてくれます。
ゆったりと高度を変える音階やアルペジオは、私たちを乗せて空中を散歩させてくれるでしょう。
あなたは誰と飛びたいですか?
ピーターパン? トトロ? かわいい魔女キキ?

ステイホームも何のその、自由気ままに飛び立ってください。

奥原由子

2021.02.25

新しい課題

ここしばらく、表現力アップを目指したメロディックな名曲が課題になっていました。が、今回提案の「ヴェニスの謝肉祭」はテクニック強化の要素が加わります。

音階、アルペジオなどが並び、一見練習曲のようにも見えますが、演奏次第で素敵な曲になります。
私もコンサートで度々演奏しましたが、喜んでもらえた曲です。

このところの、皆さんの表現力のアップには目を見張るものがあります。
これを生かして、軽快なテンポに乗って、ワクワクドキドキのカーニバルの雰囲気を響かせましょう!

コツを掴めば大丈夫!
サポートするのが楽しみです。

奥原由子

2021.02.16

課題の目的

先週の掲示板での提案、「表現したい魅力ポイント」を文章にしてみる。
は、具体的にどう言葉にして良いかイマイチ、ピンとこなかったようですね。

そこでレッスン時、直接話し合いながら、表現するべきもののイメージをハッキリさせました。
一人一人全く違うものも、共通のものも浮かび上がってきました。

結果、立ち上った演奏は素晴らしかった!本人も私も驚くほど。

「音楽が自分の気持ちを引き出して、グングン誘導してくれた。」
と実感できる演奏。

これ、また是非再現したいですよね。
でも、演奏って、同じものを再現するのは残念ながらとっても難しい。
その都度、体調も違うし、気持ちの余裕度も違うから。

①ここで役に立つのが、言葉でのメモ
最良のイメージを思い出させてくれるキーワードを書いておくことです。
②そして、再現できたら、気持ちと響きそのものを記憶する
吹こうとした時、音が出る前から、その音楽が聴こえてきたら………
嬉しい!!!

ここしばらくの課題の目的は、コレです

このパターンが身につくと、フルートを吹くという行為が、修行した達成感だけでは無くなります。周囲の世界はもちろん、過去の素晴らしい作曲家達と心通じ合う至福の時が味わえます。
彼らも、それを待ていてくれるに違いありません!

奥原由子

2021.02.08

課題のコメントの例

先週の掲示板での提案は、
①ネットで、作者の生きた時代や環境などの背景、また人となりなどを検索してみる。

②この作業で感じ取れるのは、
作者は私たちと同じ生身の人間。
音楽は、その彼らが音に託し私たちに伝えたかったメッセージ。

③そして、今回の課題曲で、
作者の表現したかったらしい事と、自分自身の記憶を結びつけてみる。
過去の経験や感動。現在の意識や気持ち。未来への希望。等々、貴方の中の全てを呼び覚まして!

④その結果浮かんできた
「表現したい魅力ポイント」を文章にしてみる。

⑤それらを踏まえて、今回提出していただくのは、
実際自分がフルートで、どんな演奏をしたいのか、具体的に1~2行の文字にしてみたものです。

①~④は必修ですが、実際演奏する時思い浮かべるためには、情報が多すぎます。できるだけコンパクトにすることがコツです。

◉このHPの今月の視聴曲は「菩提樹」ですが、これを一つの例として参考にしてみてください。
解説に書いたのが③と④です。短くまとめた⑤は、

軽やかな木葉の囁きはピアノに任せて、フルートはどっしりとした大木を表現。包容力、安心感、温かさを感じさせる息で吹きたい。対照的に北風の部分は厳しく過酷な息で。

参考になったでしょうか?
奥原由子

2021.01.29

課題曲を自分のレパートリーに

先先週の掲示板での提案、
◉課題の各曲の「表現したい魅力ポイント」を文章にしてみましょう。

これに基づいたレッスンが始まりました。
「表現したい魅力ポイント」って何なのか、ちょっとイメージでき難かったようです。

なので先週は、
◉その曲達をより深く知るための音の資料の紹介をしました。

今週はそれに加え、
◉ネットで、作者の生きた時代や環境などの背景、また人となりなどを検索してみることを提案します。

こんなことをやっているうちに、
私たちと同じ生身の人間が、紙に印刷された楽譜の裏側にいることがイメージされてきます。

そうすれば、
今回の課題曲達は、彼らが私たちに伝えたかったメッセージだと感じられてくるはずです。

そして、
作者の表現したかったらしい事と、自分自身の記憶を結びつけてみてください。
過去の経験や感動。現在の意識や気持ち。未来への希望。等々、貴方の中の全てを呼び覚まして!

先日からのレッスンで、
この二つが結びついた瞬間、演奏がはっきり変わったことにびっくりでした。
演奏した本人も、聴いていた私も!

録音してなかったことをもったいなく思います。
音はその場で消えてしまうのが残念です。
何とか記憶に残す為に、言葉でメモしたり、立ち上ったサウンドを忘れないうちに繰り返し再現するのがおすすめです。

名曲達を、いつ、どんな時にも、「私の気持ち」として演奏できると素敵ですよね。
もちろん、作者に敬意と感謝をこめつつ。

奥原由子

2021.01.20

課題曲をより深く知るために。

先週の掲示板での提案、

◉課題の各曲の「表現したい魅力ポイント」を文章にしてみましょう。

の、進み具合はどうですか?

今週は、その曲達をより深く知るための音の資料の紹介です。

課題曲は、小品や短いアレンジで、巨匠達の作品の巨大な氷山の一角の一点です。これらの点々、名曲のエッセンスはたっぷり持っているとは言え、水面下の全貌を知るのは有効です。

ステイホームの時間が多くなった今、長めの曲を、じっくり聴いてみる良いチャンスです。
加えて、非常時の私たちの心が必要としている栄養を、名曲達は与えてくれるます。

そんなことで、ご紹介です。
カッコ内は、聴く時間があまり無い場合のためのもので、ゆったりテンポのメロディックな部分です。おすすめはもちろん全曲です。

モーツァルト…………ピアノ協奏曲27番(特に第3楽章)
ベートーヴェン………ピアノソナタ 「悲愴」(特に第2楽章)
          交響曲第7番(特に第2楽章)
          交響曲第9番(特に第3楽章)
ドボルザーク…………交響曲第8番(特に第3楽章)
ラフマニノフ…………ピアノ協奏曲第2番(特に第2楽章)
          パガニーニの主題による狂詩曲(特に第18変奏)

栄養をたっぷり吸収した皆さんの演奏、楽しみにしています。

奥原由子

2021.01.14

そろそろ発表の準備を。

明けましておめでとうございます。
今年もオンラインレッスンは続きそうです。
が、ピンチはチャンス!
新鮮な気分で、自分と音楽の関係を、より広く深く親密にしていきたいですよね。
指導者としては、そのために有効な処方箋をドンドン出していくつもりです。

ということで、始めます。

課題曲の調子はいかがですか?
そろそろ発表を意識して仕上げにかかりましょう。

①ユモレスク
②ヴォカリーズ
③イッヒ・リーベ・ディッヒ
④おいで、いとしいツィターよ
⑤ロンド~春への憧れ

以上5曲。改めて、名曲中の名曲ですねえ!
そこで今回は、それぞれの曲で、「表現したい魅力ポイント」を文章にしてみましょう。
レッスンでは、その希望に沿って、実現のサポートをしていきます。
皆さんの素敵な演奏を楽しみにしています。

奥原由子

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