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2018.01.24

モーツァルトの「魔笛」~魔法の笛~笛の力


奥原由子

1月27日は、モーツァルトの誕生日です。

オペラ「魔笛」は35歳で逝った天才の最後のオペラです。
王侯貴族ではなく、庶民のためのものでした。
彼らは大喜び、拍手喝采、大歓声を巻き起こし、大成功。
その後1年ちょっとの間に100回も上演されたそうです。

でも彼自身は、それを見届けることなく、初演から2ヶ月後に世を去ります。
晩年、心身ともに苦しい生活をしていた彼に、人々の純粋な心からの賞賛は、何よりもの花向けだったことでしょう。
最後まで、「もう一度、聴きたい。」と言っていたそうです。

この「魔笛」、ストーリーはおとぎ話仕立て。
主人公の王子は、笛を携え修行の旅に出ます。
様々な試練に遭遇しますが、笛を吹きながら乗り越え、成長していきます。
また、動物たちも集まってきて聴き惚れる場面もあります。

人類の最初の楽器は笛だそうです。
太古から人間は、愛や希望や祈りの気持ちを万物に伝えられるのは笛の音だと感じていたのでしょう。

その笛のありがたさを改めてしみじみ実感したのは、ベルリン留学時代でした。どんなに頑張っても外国語での勉強は大変で、周囲とのコミュニケーションも歯がゆいことばかり。正直とことん落ち込みました。
笛は、そんな状態の私を慰めてくれただけでなく、周囲との言葉を超えたつながりも作ってくれました。おかげで自信を取り戻し、前へ進むことができました。

そんな時代を思い出させる便りが、アメリカに留学中の生徒さんから届きました。日本語でも大変な程の質と量の課題を、外国語で果敢にクリアしているようです。笛が、そんな彼女の心や自信を支えている様子が伝わってくる映像をYouTubeにアップして送ってくれたのでご紹介します。 素敵です!

この2月にも、若いお嬢さんが颯爽とオーストラリア留学に出発します。もちろん笛を携えて。笛が彼女の心を支え、周囲とをつなぐパイプとなってくれることでしょう。健康で充実した学生生活を祈っています。

さて、話を現在の私たちのところに移しましょう。
慣れ親しんだ環境に暮らす私たちにも、日々次々と問題はやってきますよね。昨今〝想定外〟も続出。その上、すぐには浮かび上がってこないけど、底には不安要素も数々流れているらしい。
それらに立ち向かえる「正気」をぜひ保ちたいと思いますよね。
今までもそうだったように、笛が必ず助けてくれると信じています。

27日はモーツァルトの誕生日。命を削ってまで、素晴らしい「笛」の音楽を残してくれた優しい人に改めて感謝を捧げます。

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