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2019.10.25

来年はベートーヴェン生誕250年


奥原由子

記念の年ということで、様々なイヴェントが計画されているようです。
また、様々な方達がそれぞれのベートーヴェンを語っておられます。
改めて、ベートーヴェンは愛されているんだな、と感じるこの頃です。

そこで、私も恥ずかしがりながら個人的なベートーヴェン愛を語ることにします。超個人的な話ですから、読み進まないことをお勧めしますが。

何を隠そう私はベートーヴェン を聴かない日の方が少ないくらいの依存症です。この傾向の始まりは、私が生まれる前、父の青年時代に遡るようです。

戦後間もない頃、学徒動員から解放され、故郷信州の田舎町で働き始めた父。
近所に越してきた若い音楽の先生が、レコードをかけて聴かせてくれたそう。
それが父とベートーヴェン との出会い。
思わず知らず、涙がボロボロ出てきて止まらず、
「生きてるんだ!生きているって素晴らしい!」と感じたそうです。
これが、我が家のベートーベン中毒の始まり!

そして彼は、なけなしのお小遣いで手回し蓄音機とレコードを手に入れました。当時のレコード盤は短時間しか収録されていないから、裏返したり取り替えたりの作業が必要。おまけにしょっちゅう手でレバーを回したり、針を変えたりも。だから「第九シンフォニー」を聴くのは1日がかりだったそうです。

時は流れ、私が物心ついた頃。もう蓄音機は電動。父は妹を寝かしつけるのに子守唄を歌うのではなく、ベートーヴェン を聴かせていました。大音響で「運命」が響き渡る中、高いびきで寝ている二人の姿を、寝付きの悪い私は呆れて見ていたものです。

また時は流れ、1966年4月16日、来日したカラヤンとベルリンフィルの「第九シンフォニー」がテレビで放送されました。四畳半の茶の間で父母と妹、一家4人で見ていた私は、ボロボロと出てきてしまう涙を止めることができませんでした。これが私の中に眠っていたベートーヴェン中毒のDNAが目覚めた瞬間!
そして、その頃フルートを吹き始めていた私は、将来絶対ベルリンに行って勉強するんだ!と決心したのでした。とさ。

今回は恐縮の超個人的な話でしたが、次回は著名人たちのベートーベン愛を書きます。これは興味深いと思います。
乞うご期待。

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