広くて響きの良い木のスタジオで気持ち良く吹いて、のびのび上達! 国立市のフルート教室ならフルル

国立市のフルート教室ならフルル | 国立 フルート教室 フルル・フルートプロジェクト国立市のフルート教室ならフルル | 国立 フルート教室 フルル・フルートプロジェクト

国立市のフルート教室ならフルル | 国立 フルート教室 フルル・フルートプロジェクト
  1. Home
  2. 本音トーク
  3. 忍者の呼吸エクササイズ「息長(おきなが)」そして「明鏡止水」

本音トーク本音トーク

2020.09.25

忍者の呼吸エクササイズ「息長(おきなが)」そして「明鏡止水」


奥原由子

シュミッツ先生の教え。「フルートで一番大切なのは、姿勢と呼吸」

なので、呼吸の話はいつも興味津々。
先日NHKの番組で、忍者がやっていた呼吸エクササイズが取り上げられ、それを現代に応用する試みも紹介されていたので、レポートします。

仕事は常に命がけだった忍者は、日頃、「息長(おきなが)」という修行をしていたそう。それは、鼻から細く息を吸って、1分かけて吐く。というもの。

このエクササイズの目指すものは、「不動心」と呼ぶ精神状態。
これを会得すると、いざという時、冷静的確に状況を判断し、自分の能力を最大限生かせるという。

そして修行の暁に辿り着く究極の境地が「明鏡止水」
心が澄み渡り、何も考えないのに、周囲の状態がはっきりと把握できるそう。

こんな素晴らしい呼吸法を、現代のストレス社会に応用し、生かしていこうとする、精神科医の小森照久さんの研究と実験が紹介されていました。

その実験。 1分間吐き続けるのは返って緊張してしまい、かといって短すぎては効果無し。
そこで、腹式で4秒吸って、6秒吐くを採用。
自然エネルギーを体に取り入れるイメージで行う!

その呼吸を続けること30分、脳波を測った結果。
リラックスを示すθ波が増。
ストレスを示すβ波は減。
これは、睡眠時のものと同じ。
ところが、それに加え、集中力を示すα2波が増
眠っているのに冴えている状態だそう。

これが、「明鏡止水」。今で言う「ゾーン」のような境地でしょう、とのこと。

小森先生は、 「このエクササイズは、現代人の心の病の改善に応用できそうなだけではなく、私たち皆が、生き生きと生きるための知恵となることでしょう。」
とおっしゃってました。また、
「人間は本来、宇宙や自然の中の一つの生物であることに気づき、それと一体になることが必要だ。」とも。

最後、またフルートの世界に戻ります。
私たちは日頃、フルートを吹くとき、これに似た呼吸を体験しています。
「息長」=ロングトーン。
大好きなメロディをのびのびと吹いている時間は、正に「明鏡止水」。でしょ?
フルートを楽しんでいる間に、素敵なことが起こっている!
なんてラッキー!!!
意識して、深く気持ちの良い呼吸をして、宇宙との一体感を満喫したいですよね。

CD CD 体験レッスン受付中! お問い合わせ お子さんの初めての楽器として 中高年、今こそ!心と頭と身体のために 働き盛りの気分転換に 子育てお母さんのチョット息抜きに 前に吹いていた方夢を再び アンサンブルを楽しみたい方 音符、リズム、苦手さんも 体力、肺活量、自信がなくても ブラス部員のレベルアップに 今月の試聴曲をどうぞ▶