コンサートを終えて。その3
奥原由子
コンサートの感想の第3弾、今回は私の感想です。
まず、現在のような生きにくい状態の時に、フルートを吹き続け、その上オンラインにもかかわらず学びの歩みを止めない皆さんに、深く深く敬意を表します。
フルートが、自分らしく前向きに生きるための必須アイテムになっているんですね。素晴らしいです!
その上、今回の発表の準備と本番と振り返り、全てに大きな飛躍がはっきりと感じられました。ブラボー、パチパチパチパチ…、鳴り止まぬ拍手です。
そんな皆さんのお役に立てますよう、私も気合を入れて勉強しなければ、と気持ちを引き締めています。
そこで改めて、私の指導の3本の柱を確認しておきます。
始めに、
①皆さんお一人お一人が、フルートと音楽に求めているものの的確な把握。
それに応えるために、
②私自身の学んできたものと経験から最適なアドバイスをします。
そのバックにあるのは、
③シュミッツ先生の、ヨーロッパ音楽の伝統を熟知した英知と、ご自身の豊富な経験との総合の教え。
まず①ですが、この状況下、皆さんが求めているものが、一段と深く大きくなっている事を感じています。
そして実は、発表の準備にも、本番に臨んでの意識のあり方にも、振り返り時にも、②③の注入がスルスルと進んでいけたのには驚きでした!
これまで、「本音トーク」のコーナーに、何年も掲載している「シュミッツ先生のキラキラキーワード」などは、「一応伺っておきますが…」というような反応が多かったのですよ。でしょ?
ところが今回、そっち方向に引っ張ったら、あれあれスーッとついてきたよ、という感触。嬉しいです!!!
この成果は、現在は勿論、世の中の状況が元に戻った時に、明らかに大きな喜びになって響き渡ると確信しています。