「発表」体験を有効に
奥原由子
オンラインレッスンが始まって以来、発表は年に一度ではなく数回づつになっています。
自宅で、聴き手も少なく、伴奏も無しということで、マイペースで演奏されています。
この形態のメリットの一つは、意識が分散されず、自分の演奏だけに集中できること。
もう一つは、「場数を踏む」機会が多くなることです。
結果、皆さんの演奏のレベルは格段にアップしています。
☆☆☆☆☆現在の重苦しい状況下にもかかわらずの、皆さんの前向きな進歩には最大級の拍手を送りたいと思います。ブラボーブラボーです。
◯さてここで、だからこその提案です。
目の前に聴いてもらう相手がいない(少ない)状況での演奏には慣れてきましたが、そろそろ次のステージの準備を始めたいと思うのです。
◉生身の聴き手に向けての演奏の準備です。
当然強まるプレッシャーを予測しての準備です。
シュミッツ先生の教えが、目指すべき方向を示してくれています。
「演奏は、奏者自身と聴き手に喜びをもたらすもの。」と。
フルートを奏でることは、自分自身の喜びですが、周囲と分かち合うと何倍にも膨らんで帰ってきます。
◯そんなふうに、お互いが喜び合える演奏のためには、練習時の意識が重要です。
ポイントは、テクニック的な問題解決だけでなく、作者や、その曲を愛し歌い継いできた人々と絆をしっかり強めておくことです。
(具体的な方法は「掲示板」を参考に)
感動し、共に喜び、共に泣いて、共に上を向き、あるいは共に寛いで。
「このメッセージ、私が皆に伝えるよ。」と言えるまで準備します。
◉そして本番では、聴き手に感謝を込めて、そのメッセージを伝えることだけに集中します。
◯7月の発表は慣れ親しんだオンラインですが、対面をイメージした演奏を目指してみましょう。
私も100人分の目と耳とハートになれるよう、気合を入れて待ってますから。
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