2022.07.13
心身の健康にも「姿勢と呼吸」は大切らしい
奥原由子
シュミッツ先生のキーワード、「フルート演奏で一番大切なことは、姿勢と呼吸」はお馴染み。
でも、これが現代人の心身の健康にも重要だそう。
先日のNHKの番組で取り上げられていました。
現在、私たちは日常的に多くのストレスにさらされています。
また背中を丸める姿勢での作業も多い。
知らず知らずに呼吸が浅くなってしまう。
結果、肺の底に吐き出しきれない空気が溜まってしまうんだそう。
それを「機能的残気量」と呼ぶ。
これが多くなると、肺の上方の狭い範囲しか使えないから、呼吸は速くなり回数が増える。
◯呼吸回数が増えると、脳内の扁桃体が興奮し、それを受けた交感神経が血管を収縮させ、血流が滞る。これにより血圧上昇、筋肉の凝り、内臓の不調、鬱や不安感や不眠症も招くという。
◯逆に呼吸筋の動きを妨げないよう姿勢を整え、深くゆっくり呼吸すると、不調は改善するそう。
なんと、これは私たちがより良いフルート演奏のために目指している呼吸じゃないですか!
1日15分くらいストレッチしながら意識して深い呼吸を心がけるだけで、24時間の呼吸が改善されるそうです。
ということで、私たちの、横隔膜を意識的に動かす練習や、ビッグブレスや、ロングトーンの長さの更新は、ルンルンの希望と喜びに満ちたものになりそうですね。
好きなメロディを気持ち良く吹けば、健康までおまけについてくるなんて超お得!
暑い上に重たいニュースの続くこの夏も、これで乗り切れること請け合いです。