今年の振り返りと発表の目標ーその2
奥原由子
12月の発表に向けて、今年1年の振り返りと今回の発表の目標を下記の3項目で書いていただきました。
①あなたの描いた「1年後の目標」の実現はどんな具合ですか?
②また、目標に掲げなかったのに、思いがけなく良い具合にマスターしたことはどんなこと?
③今回の発表では、どんな演奏をしたいですか?
①と②を踏まえて、「希望」と「できるだけハッキリとしたビジョン」を描いてみましょう。
◯投稿された方から発表します。
今回の投稿は、プログラムの1曲ごとのイメージを言葉にしたものが届いています。
こんなふうに、ハッキリと言葉にしておくと、練習時の意識の方向が明確になります。自分の演奏がよりシッカリ聴こえてきます。
結果、本番の充実度も上がります。
おすすめです!!!
✴️ライチョウさん
①
練習曲を最初から最後まで吹くのではなく、部分的にフレーズを吹いています。
②
先生のちょっとした助言で 演奏が変わり生き生きとしてくるので驚きます。 どんな音で何を表現するのかを考えるようになったことは進歩だと思います。新しい曲にむき合う時にも常に大事にしたいことです。
③
今回の発表の曲を 10曲選び 3つに分けてみました。
⚫︎第一部 親しみある曲
・ジブリ作品から 懐かしい3曲「海の見える街」「さんぽ」「君をのせて」をメドレーで演奏。ワクワク感(何かを見つける)を出したいので軽快に。
・Over the rainbow 虹が出るとその向こうへ行ってみたくなります。のびのびとした気持ちで。
・Let it be 繰り返される レッツ イッツ ビー それでいいんだよ あるがままにどう表情を変えられるか考えています。
⚫︎第二部 元気をもらう曲
・Tambourin 軽快なリズムで 力強さをだす。
・シチリアの夕べの祈りより シチリアーナ ありがとう愛する友よ 自分の運命を切々と語りかけます。エレナの心の高まりと情熱を思い一気に吹く。
⚫︎第三部 心に問いかける曲
・「 月の光 」「 Vocalise」 「菩提樹」音の微妙な『動き』『揺れ』を感じて共感したい。自分の心の中にしまってある 感傷的な気持ちも出すのもいいかな。
✴️K.Tさん
①
メロディーが盛り上がった時の最高音を決められるようにしたい!を追及したところ、曲の中で、決め音を遠慮して吹くような癖、出るかな?出ないかな?と心配して吹く自分がいることに気づいた。
技術もさることながら、気持ちなんだと・・・
もう1度「BrianBoru‘sMatch」で突き抜けた高音、意志のある音で、この曲を吹き切って今年を締めくくりたい。
②
タンギング、スピード感
自分としては、装飾音がついた煌びやかな音の表現。
過去に吹いた曲をもう1度吹いてみることは、あまりなかったが、自分が吹きたいイメージを想像しながら、曲を演奏できるようになった。
③
それぞれの曲で、自分が思い描いたイメージを存分に表現して、最後、吹き終えたときに「私ってちゃんと今を生きているな」と思って演奏を終えたい。
・タンブラン⇒踊りというよりは、躍動感。ドキドキ、ハラハラすることなく、颯爽と走り抜けたい。
・Let IT BE⇒風に吹かれて、あるがままの自分。
・OVER THE RAINBOW⇒夢みる少女。
・さんぽ⇒もういい大人だけど、なんでもおかまいなし、どんどん進んで、出たとこ勝負。
・シチリアーナ⇒嫌なことはすべて終わり、晴れ晴れ、清々しい気持ちで輝きを表現。
✴️Parakeetさん
③
1 ルーマニア民俗舞曲より 棒踊り
好きな曲を挙げてと言われて一番に頭に浮かぶ曲です。 素朴なメロディの中にある泥臭い力強さのようなものを感じます。 手が悴むような寒々しい中でも力強く生きている人々が思い浮かぶので メロディの緩急や棒で叩くようなリズミカルさを表現できたらといいです。
2 アナと雪の女王より let it go
元は歌詞のついた歌なので 歌詞のフレーズの繋がりを意識しながらも自由に 演奏します。
3 アラジンより whole new world
アラジンのアニメの中では魔法の絨毯で飛び回るところで ヒロインとヒーローが この歌をデュエットします。 ディズニーの世界に聞いている人を引き込みたいです。 聴き終わった方に 「アラジン見てみようかな」とか 「原曲の歌を聴いてみたい」 と思わせることができたら大成功 。
4 タンブラーン
フルートを始めた頃から私にとってお馴染みの曲ですが自分のイメージでは遠くできこ えてくる打楽器のリズムに合わせてスピードに乗せて大きく拍子をとり、サラリと吹けるのが理想なのですが、何年やれば理想に近づけるでしょうか。 最後に向かっての16分音符でのフレーズを凸凹しないで吹けるといいです。
5 スラブ舞曲 第10番
テーマの部分の同じようなフレーズの中でも繰り返しの気持ちの高まりを表現する。 曲調がガラリと変わったところで気持ちを入れ替える、トリルや低い音がすっぽぬけないでしっかり鳴らす。
6 月の光
この曲を吹くときはピアノで演奏した時のことをイメージしています。大好きな曲なので聴いている人に曲への愛が伝わるといいです。 割と高い音が連発する楽譜なので高い音でビブラートをつけたり自由にできるといいです。