2023.02.23
イメージを響かせ、耳を澄まして聴いてみましょう。
奥原由子
ショパンの名曲が課題になっています。
☆先々週は、音階、アルペジオ、半音階をその曲のメロディとしてイメージして練習しましょう。
でした。
☆先週は、①画像や音で勉強し、②作者や作品のことも勉強しましょう。
でした。
どんな音楽が立ち上ってきていますか?
☆☆☆そして今週のポイントは、
これまでの勉強と練習の過程で育ってきたイメージを、心のより深いところで自分自身の気持ちと結びつけてみましょう。
そして、そのイメージが実際響として立ち上っているか、耳を澄まして聴いてみましょう。
です。
私自身、以前ショパンを「昔の遠い国の天才作曲家」としてくらいの距離で捉えていました。
でも、昨今見聞きする世界の情勢で一気に変わりました。彼の声がリアルに心に伝わってきたように感じています。
音楽修行のため国を出た途端に、故郷は戦禍に見舞われ、生涯二度と帰れなかった青年。
彼の心情を思うと、作品の底に常に流れている「哀しみ」の正体が見えてきたような気がします。
これまで神経質過ぎると感じていた「怒り」や「焦燥感」も納得です。
◯さて課題曲に戻ります。
まず、ノクターンop.9の2
夢見るような甘いメロディ。彼は何を想っていたのでしょう。
心安らぐ愛?郷愁?明るく温かな思い出?
等々ご自身のイメージを言葉にしてみてください。
そしてその「想い」が響きで表現されているか、耳を澄まして聴いてください。
次に、バリエーション
テーマはロッシーニのオペラ「シンデレラ」のアリア。
不幸な境遇で育った娘が、その優しく思いやり深い誠実さを見出され、王子の妻に迎えられる。
「困難は全て過ぎ去り、素晴らしい世界が始まった!」
という喜びに満ち満ちたアリアのイメージが4種類の変奏で表現されています。
私達誰もが夢見る理想の世界。ショパンも心底渇望したに違いないですよね!
とびきりの、若々しく瑞々しく足が地につかないような喜びを表現したいですよね!!!
最後、遺作のノクターン
ショパンの取り繕いのない赤裸々な「哀しみ」。
ピアノの巨匠達が引退のプログラムの最後に選ぶのを聴きました。
あまりにも「辛い」曲です。
この上なく美しい曲なので、一応紹介しましたが、今取り組むかどうかはご自分で決めてください。自由選択です。
☆☆☆そんなことで今週のポイントは、
「想い」が本当に音として響いているか「耳を澄まして聴いてみる」です。
今回なんだかいつもより私自身のイメージを混入させてしまったようですね、失礼。
それはさておき、皆さんとショパンのコラボ、期待してます。
ショパンの名曲が課題になっています。
☆先々週は、音階、アルペジオ、半音階をその曲のメロディとしてイメージして練習しましょう。
でした。
☆先週は、①画像や音で勉強し、②作者や作品のことも勉強しましょう。
でした。
どんな音楽が立ち上ってきていますか?
☆☆☆そして今週のポイントは、
これまでの勉強と練習の過程で育ってきたイメージを、心のより深いところで自分自身の気持ちと結びつけてみましょう。
そして、そのイメージが実際響として立ち上っているか、耳を澄まして聴いてみましょう。
です。
私自身、以前ショパンを「昔の遠い国の天才作曲家」としてくらいの距離で捉えていました。
でも、昨今見聞きする世界の情勢で一気に変わりました。彼の声がリアルに心に伝わってきたように感じています。
音楽修行のため国を出た途端に、故郷は戦禍に見舞われ、生涯二度と帰れなかった青年。
彼の心情を思うと、作品の底に常に流れている「哀しみ」の正体が見えてきたような気がします。
これまで神経質過ぎると感じていた「怒り」や「焦燥感」も納得です。
◯さて課題曲に戻ります。
まず、ノクターンop.9の2
夢見るような甘いメロディ。彼は何を想っていたのでしょう。
心安らぐ愛?郷愁?明るく温かな思い出?
等々ご自身のイメージを言葉にしてみてください。
そしてその「想い」が響きで表現されているか、耳を澄まして聴いてください。
次に、バリエーション
テーマはロッシーニのオペラ「シンデレラ」のアリア。
不幸な境遇で育った娘が、その優しく思いやり深い誠実さを見出され、王子の妻に迎えられる。
「困難は全て過ぎ去り、素晴らしい世界が始まった!」
という喜びに満ち満ちたアリアのイメージが4種類の変奏で表現されています。
私達誰もが夢見る理想の世界。ショパンも心底渇望したに違いないですよね!
とびきりの、若々しく瑞々しく足が地につかないような喜びを表現したいですよね!!!
最後、遺作のノクターン
ショパンの取り繕いのない赤裸々な「哀しみ」。
ピアノの巨匠達が引退のプログラムの最後に選ぶのを聴きました。
あまりにも「辛い」曲です。
この上なく美しい曲なので、一応紹介しましたが、今取り組むかどうかはご自分で決めてください。自由選択です。
☆☆☆そんなことで今週のポイントは、
「想い」が本当に音として響いているか「耳を澄まして聴いてみる」です。
今回なんだかいつもより私自身のイメージを混入させてしまったようですね、失礼。
それはさておき、皆さんとショパンのコラボ、期待してます。