発表会を終えて&夏休みの課題
▶︎発表会出演いかがでしたか。
楽しめましたか?
日常的でない緊張感の中ですが、皆さん概ね楽しんでいらしたようですね。
ご本人は無我夢中だから自覚はないでしょうけど、私は皆さんのこの1年のレベルアップの大きさに驚いています。
嬉しく聴かせていただきました。
そして、結構良い指導をしたな、とニンマリほくそ笑んでいます。
皆さんも盛大に自分を褒めちぎってください。
▶︎そして「這えば立て、立てば歩めの親心」、更なるレベルアップのための課題です。
①アンサンブル力の強化のために。
ピアニストとのコミュニケーション力の不足を感じました。
まだ、いざとなると「合わせはピアニストに任せて、自分のことにしっかり集中しましょう。」の意識が先行してしまうようですね。
そこで解決策として、日頃のレッスンの中で、皆さん同士のデュエットの機会を増やすことにします。
「何時でも何処でも誰とでも」気軽に音でのおしゃべり、素敵でしょ!
課題曲は、ホフマイスターのコンチェルタンテソナタです。
大きな楽しみのために、両パートとも夏休み中にしっかりマスターしておきましょう。
②高音を喜びトーンにするために。
皆さん高音を嬉々として喜んでないようにお見受けしました。
曲中、作者が高い音で表現しているのは気持ちの高まりなのに!
フォルテでもピアノでも、何れにしても喜怒哀楽や意思の表現のハイライトです。思いの丈の表明です。
だから是非、高音を使いこなせる人になりたいですよね!!!
曲の中の音形での練習は効果的ではありません。
これまでに紹介してきた高音のための数々の基礎練習を思い出してください。
一つでも良いので、スポーティーな気分で爽快に実行してみてください。
結果は必ず付いてきます。
“暑い時に辛いもの”的な心地よい汗がかけますよ。
追伸
ホフマイスターにはあまり高い音は使われていないから、軽快に楽しんでもらえると思いますよ。
奥原由子