2021.04.07
対照的な2曲の新課題その2
「ヴェニスの謝肉祭」と「歌の翼に」、この2曲は対照的なキャラクターの曲。その演じ分けが進んでいるようで素敵です。
今回も、シュミッツ先生の「まず、イメージを!」というのが効力を発揮していると思います。
◉音符を予め塊(フレーズ)として捉えて、イメージを描くことが大切でしたね。
音符を粒々で読み進めると、意識にブレーキが掛かり、テンポも上がらず、音楽も流暢に流れません。
ところが、イメージを描いた途端、皆さんの指さばきは自分でも驚く程スムースになりましたよね。
それに連動して、息の調子もタンギングも音楽を表現し始めたのを体験しました。
その素敵な音楽が耳に入ってくれば、気分が良いからますますイメージが膨らむ。でしょ?
この上昇するスパイラルはワクワクする高揚感を与えてくれますよね。
◉謙虚な向上心は必要だけど、切りのないものです。
皆さんの、これまでの努力で培った実力は大したものです。
レッスン時、一緒に掘り起こしたら、自分でも驚くような力が飛び出したでしょ。
一人で練習する時も、殻をドンドンかち割って大喜びしてください。
なんたって課題曲は、たが外しのカーニバルだし、空飛び笛吹ですから!
奥原由子