自分の演奏をじっくり聴いてみよう!
この所、バロックの3大巨匠に注目して、色々な角度からアプローチしてきました。
①ネットで、彼らの生きた時代背景も含め、それぞれのことを色々調べてみましょう。
②やはりネットを活用し、課題曲だけではなく、彼らの色々なジャンルの作品を聴いてみましょう。
☆そんなことを学習している間に、かなり彼らが身近に感じられるようになりましたよね。
③そこで前回。
彼らの音楽の発信源である“思い”が聴こえてきたでしょ。
ということになった訳です。
作者が“思い”を込めて表現した音楽は、私達自身の中の、表現し切れなかった“思い”の記憶を呼び覚ましてくれる。
作者の“思い”と私の“思い”、「うん、うん、」と共鳴できるのは幸福だよね。
という意識で取り組んでみよう、と提案しました。
④そしていよいよ今回。
これまで学んだり考えたり体験したことを結集して吹いてみましょう。
ということになった訳です。
いかがですか?
自分が吹き鳴らした響きから表現しようとしている“思い”聴きとれますか?
コツは、楽譜を読み取ろうとする意識から離れて、ひたすら耳を澄ますことです。(暗譜しなくても大丈夫。意識です。)
こんな感じ、こんな感じ、こんな感じ、とイメージを追いかけるわけです。
そうしたら必ず聴こえてきます。
これは独り善がりの幻想または妄想かもしれません。
でも良いじゃない、と私は思います。
嬉しいですもん!
これが時に、聴いてくれた方にも伝わることもあり、これは最高に嬉しい!
また逆に、作者の“思い”に共鳴した演奏者の、“思い”を込めた演奏に出会い、感動するのは無上の喜び!!!
皆さんのそんな演奏に出会うのは本当に本当に嬉しい!!!
待ってます。
奥原由子