7月の講師演奏曲について
シューベルト作曲 ます
地球温暖化をしっかり思い知らされる猛暑!
人類一丸となって知恵を結集しなければならないのに、連日伝えられる理不尽なニュース。
こんな昨今、この曲から聴こえてくる冷え冷えの清流の響きは救いです。
ヨーロッパには、「水の精達の笑いさざめく声の聴こえるところに悪魔は近付けない」という言い伝えがあるようです。
全人類が清流のほとりで、彼女達の明るいさざめきと、心地よい涼風を満喫できる日を祈りたいです。
奥原由子
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地球温暖化をしっかり思い知らされる猛暑!
人類一丸となって知恵を結集しなければならないのに、連日伝えられる理不尽なニュース。
こんな昨今、この曲から聴こえてくる冷え冷えの清流の響きは救いです。
ヨーロッパには、「水の精達の笑いさざめく声の聴こえるところに悪魔は近付けない」という言い伝えがあるようです。
全人類が清流のほとりで、彼女達の明るいさざめきと、心地よい涼風を満喫できる日を祈りたいです。
奥原由子
先月に続きメンデルスゾーンの名曲。
この曲は「無言歌」ではなく、ハイネの詩に作曲された歌曲です。
詩の内容は、
「歌の翼に愛するあなたを乗せて、パラダイスに運んでいこう。
そして恋と安らぎを味わい、幸せの夢を見ましょう。」
というもの。
ピアノパートは、絶え間なく優しく吹き上げつつ、「翼」を運んでいく風の様。
その浮遊する「翼」の軌跡のようなメロディは心地よくて美しい!
歌詞がなくても情景が伝わってくる!
まるで「無言歌」!
古今、人間はいつも空を飛ぶことに憧れる。
ドラえもんのタケコプター、魔女の宅急便のほうき、etc.
そしていよいよ、空飛ぶクルマが実現するらしい。
私、個人的には、地上でこんな曲を吹きながら、浮遊するイメージに浸る方が断然好きですが。
奥原由子
「無言歌集」と名付けられたピアノ曲集の中の1曲。
天才って、凡人には想像できない程の能力の持ち主なんだと改めて驚きます。
メンデルスゾーンは絵も上手。非の打ち所がない緻密で美しい絵が残されています。
多数作曲された「無言歌集」では、視覚や言語の力を借りずに、音だけで情景や印象や気持ちが表現されています。
この曲から響いてくる「春」、素敵ですよね。
明るく心地よい日差し、緑のそよ風、ウキウキワクワク、喜び、希望…。
等々全ての素晴らしさがイメージされる! 本当に天才!!!
今、人間界は喜べない現実に覆われています。
でも、母なる地球はしっかり春を贈ってくれました。
1日も早く、世界中の人々が、手を取り合って春を喜べる日が来ることを祈るばかりです。
そんなことを願いつつ、この曲を聴いています。
奥原由子
グリーンスリーブスのメロディは作者不詳で16世紀中頃から口頭伝承で受け継がれ、17世紀には誰もが知っている曲になったらしい。
庶民の自己表現の雪解けの時代でした。
なぜか心に残るメロディが、人々の悲喜交交の気持ちとピッタリ結び付いて奔り出たんでしょうか。様々な歌詞で歌われました。
器楽でも変奏され親しまれていましたが、ここで演奏しているのは、それを元にしたものです。
失恋ではなく、当時の人々の生き生きとした生命力を感じられるバージョンを採用しました。
おおらかに響く歌声も躍動するダンスも魅力的。
彼らを取り囲む自然や田園風景も彷彿とします。
私の故郷でも祖先でもないのになぜか懐かしいです。
意気消沈しがちな今、元気の元を呼び覚ましてもらえるような気がします。「今日があることを喜びなさい!」と。
奥原由子