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講師演奏曲の解説集講師演奏曲の解説集

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2019.11.01

11月の講師演奏曲について

ベートーヴェン作曲 セレナードop.41よりアレグロ

ベートーヴェン と言えば、気難しい変人というイメージありませんか?
でもそれは、当時からのデマや、捏造された最初の伝記由来の偏見と誇張が、後何世代にもわたって受けつがれてしまったものだそうです。

周囲の人々の証言や手紙などから、徹底した自由人で物言いはあくまで率直だけれど、温かく気さくで人懐っこ人物像が明らかにされています。
例えば、彼を慕う若い音楽家達とワインを飲みながら、音楽でしりとりゲームを楽しんだりもしたというような。

今月のセレナードは、そんな和気藹々とした情景を彷彿とさせます。
今で言うアップビートのリズムを多用したノリの良い曲です。
フルートとピアノの軽妙な掛け合いに、皆さんも参加して口ずさんでみてください。

奥原由子

2019.10.01

10月の講師演奏曲について

シューベルト作曲 音楽に寄せて

原曲は歌曲です。歌詞は、
「音楽よ、おまえは私がつらく悲しい時、いつも心に暖かい愛の火を灯し、より良い世界、幸せな明日を見せてくれた。音楽よ、ありがとう。」
といった内容。

この歌詞の「音楽よ、」を「シューベルトよ、」にして、彼を讃えたいと思っています。
この気持ちは、私だけでは無いようです。

後世の大作曲家達は愛奏しただけでなく、歌曲をピアノ曲に、ピアノパートをオーケストラに等々編曲までしています。
31年の人生、こんな音楽を紡ぎ出すことしかしなかった、150センチそこそこのチビで生き下手な青年シューベルト。彼を心底愛し、慈しむような編曲ばかりです。

作家コリン・デクスターは、イギリスでは「シャーロック・ホームズ」より人気のある「主任警部モース」に、
「シューベルトを聴くとどうして涙が出るんだろう。」
とつぶやかせています。

音楽評論家の故吉田秀和さんは、
「仕事だからあらゆる音楽を聴くけれど、自分のために聴くのはシューベルト。」
と書いておられました。

先日の「本音トーク」にも書きましたが、ピアニストのグルダは晩年に「即興曲集」をCDに録音し終わり、
「自分がシューベルトなのか、シューベルトが自分なのかもう分からない。これを弾き終わってまだ生きているのが不思議だ。」
とまで書いています。

シューベルトが、熱に浮かされて叫んだ生前最後の言葉は、
「ここは天国じゃないのか。ベートーヴェンが居ないじゃないか。」 だそう。

ベートーヴェンを目標に、本当に全身全霊を音楽に注ぎ込み尽くしていたんですね。
着の身着のまま、雑念の微塵もない心から発信された音楽だから、私たちの心の扉を簡単に開けて、スルスルッと届いてくるんでしょうね。

奥原由子

2019.09.03

9月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 ロマンス(ピアノ協奏曲第20番第2楽章)

人気曲です。映画「アマデウス」のエンディングにも使われました。

当時、モーツァルトの顧客である王侯貴族の好みは「あくまで心地よい」音楽。
でも彼は、もはやそれに応えるつもりはなかったかのようです。
大変な人生を送ってきた天才自身の悲喜交々が、手加減なしに情熱的に語られています。

こうなるともうこの時代の音楽ではありません。
次の世代、ベートーヴェン、ブラームス、クララ・シューマンなどが傾倒し、愛奏していたそうですから。

表現されているのは彼の人懐っこさ、優しさ、嘆き、憤り、希望等々。
それらは、現代の私たちの心も余さず代弁してくれているかのようです。
超新鮮!

奥原由子

2019.08.01

8月の講師演奏曲について

フォーレ作曲 レクイエムよりピエ・イエズ

言ってもしょうがないけど、暑いですね。
こんな時は、しばし目を閉じて、深呼吸しながら、ゆったりした音楽に心身を委ねるのがおすすめ。

この曲、ピアノのパートが、ゆりかごのように穏やかにゆらゆらと私たちを揺らしてくれます。
それに乗せたメロディは、優しく心の奥底まで染み込んできます。

そして、火照った心臓や神経が鎮められてきます。

こんなひと時を持ちつつ、お互いこのひどい暑さを乗り切りましょう。

奥原由子

2019.07.02

7月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 ピアノソナタ第11番第1楽章

ジメジメしたこの時期、カラッと明るいチャーミングなモーツァルトをお楽しみください。

愛の歌変奏曲と呼びたくなるような曲です。
喜ばしい幸福感溢れるテーマに、多彩な表情の変奏が続きます。
子猫のように甘えたり、憂いもたっぷり、オープンにおおらかに、そしてワクワク小躍りするように。

終楽章に大人気の「トルコ行進曲」を持つこのソナタ、いつどこで誰のために作曲されたのか分からないらしいです。よっぽど素敵なピアニストとの出会いがあったんでしょうね。

奥原由子

2019.06.05

6月の講師演奏曲について

グリーンスリーブス変奏曲 イギリスca1600

王侯貴族だけでなく、庶民も自分たちの喜怒哀楽をのびのびと表現し始めた時代に「グリーンスリーブス」は生まれました。
当時人気のシェイクスピアの作品にも登場するほど流行していたようです。

その彼の活躍の場はロンドン、実家はストラトフォード・オン・エイヴォン。彼が徒歩で何日もかけて往復したこの行程、私はバスで日帰りしました。その折車中で感じたのは、カメラ片手にエンジン音の中に座って運ばれている私と、雨や雪や風を直に全身で受けながら歩いた当時の人々との違いです。

自然の力に鍛えられ、宇宙の大きさを丸ごと実感していた彼らの感性は、どんなにか鋭敏で強靭だったことでしょう。
自己表現の雪解けの時代、そんな人々の心からほとばしり出てきたようなこの曲だから、今尚初々しい息吹を感じさせるのだと思います。

奥原由子

2019.05.07

5月の講師演奏曲について

シューベルト作曲 菩提樹

原曲は歌曲集「冬の旅」中の一曲。
舞台は階級制度の厳しい時代。主人公は、それを越えようという夢にやぶれ、苦しい旅をする貧しい若者。その若者に泉のほとりの菩提樹は「友よ、おまえの安らぎはここにあるよ。」と語りかけてくれます。

曲の途中突然、彼の苦難を表すような冷たい北風が吹いてきて帽子を飛ばしてしまいます。当時帽子は、彼が望んでも入れなかった上流のシンボル。それが吹き飛ばされても、もはや彼は追いかけません。そんな若者に菩提樹は変わらぬ優しさで語りかけてくれます。「友よ、おまえの安らぎはここにあるよ。」と。
救いのない物語「冬の旅」に、温かな光明が差し込む一瞬です。

西洋には、「どうして良いか分からなくなったら、大きな木に耳を当てて尋ねてごらん。」という言い伝えがあるようです。

シューベルトは、そんな大樹の存在感や木の葉のそよぎを、美しい音楽にしてくれました。その上、私たちを包み込む癒しまでも感じさせてくれます。

奇跡のような音楽を、絶え間無く紡ぎ続けた青年シューベルト。
緑滴るこの季節。今も風の中に、彼の若々しい息吹も聴こえてくるような気がします。

奥原由子

2019.04.01

4月の講師演奏曲について

ゴセック作曲 タンブラン

春爛漫。戸外を歩きたくなるこの時期にピッタリ。笛と太鼓で心ウキウキ、身体もウキウキ小躍りさせてくれる曲をお楽しみください。

タンブランはフランスのプロバンス地方の小太鼓です。
この太鼓を使ったり、その響きをイメージした音楽もタンブランというようです。

そのプロバンスの村祭りで、肩から掛けた小太鼓を左手で打ちながら、右手で縦笛を吹いている光景をテレビで見たことがあります。奏者は年配の方もいれば、少年もいました。凄い技ですが、見様見真似、口伝で伝承されたものなんですね。その演奏に鼓舞され、人々がトントンと踊るわけです。

このゴセック作曲のタンブランもそんな雰囲気を彷彿とさせてくれます。
でも残念ながら、私は一人二役は断念!
笛とピアノ二人掛かりで、4本の腕と20本の指を使わせていただきます。
桜吹雪などイメージして、ご一緒にステップを踏んでいただけたら嬉しいです。

奥原由子

2019.03.01

3月の講師演奏曲について

メンデルスゾーン作曲 歌の翼に

近付いてくる春の気配を感じながら、ひととき音楽に乗っての旅はいかがでしょうか。

ハイネの詩にメンデルスゾーンが作曲しました。
「愛するあなたを歌の翼にのせて、パラダイスに運んでいこう。そして安らぎを味わい、幸福の夢を見ましょう。」 といった詩。

大空を漂う様な、なんとも気持ちの良いメロディ。天才ならではの名曲ですね。
ピアノの音形にも耳を傾けてみてください。絶え間無く上空に向かって優しい風を送り続け、翼の飛翔を支えているかのようです。

自由に空を飛ぶのは私達の永遠の夢。映画やアニメの世界でも繰り返し描かれますよね。メンデルスゾーンは、なんと音楽だけで、私達を乗せて浮かび上がらせてくれます。
しばし目を閉じてイメージを膨らませてみてください。きっとパラダイスに運んでもらえますから。

奥原由子

2019.02.01

2月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 ラルゲット

寒い日が続いていますが、こんな優しい曲で心を温めてもらえればと選びました。

先月お聴きいただいた曲は、血気盛んな二十歳の頃の、前だけ見据えて走るような生き生きとした音楽。今月の曲は、モーツァルト最後の年に書かれた最後のピアノ協奏曲の第2楽章です。(第3楽章は「春への憧れ」のメロディが印象的)

このメロディは、彼が以前に自動オルガンのための曲として書かれたものです。その後、フルート四重奏にも使われました。
人気、収入、健康、全てを無くしたこの時、なぜまたこのメロディなのでしょう。

ここからは私の妄想。
人生のどん底で彼の心に浮かび上がってきたこのメロディ。不思議な静けさとほの明るさを持った子守唄のようです。
すでに天国にいる両親、幸せだった子供時代、愛妻と子供達、等々これまでの人生全てが「愛おしい」と歌っているように聴こえます。まるで過去が走馬灯の様に回っているみたい。

この協奏曲で、彼は次の時代の音楽世界を切り開いたと言われています。
人生の締めくくりに書かれたのに、悲劇のヒーローっぽくもなく、声を荒げるでもありません。一見淡々と聴こえる音楽の中に、音楽史上空前絶後の深さが込められています。

悲喜交々、でも生きることは素晴らしい、と感じさせてくれます。
こんな音楽を残してくれた天才に、ひたすら感謝を捧げたいと思います。

奥原由子

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