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講師演奏曲の解説集講師演奏曲の解説集

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2021.10.08

10月の講師演奏曲について

ドビュッシー作曲 「月の光」

先月お聴きいただいたラヴェルとドビュッシーは、同時期パリで活動していました。

その頃のパリは、音楽、美術など色々な分野のスーパー級の才能を引きつけ育みました。
お互い強い刺激を受け合いながらも、その一人ひとりが、他の誰とも違う個を表現したことは驚きです。それも命懸けで!

おかげで私たちは、百花繚乱の素晴らしい世界を体験させてもらえます。自分の感性だけでは察知しきれない、大きくて深い世界です。ありがたいです。

さて、「月の光」。
古今東西様々な分野で、月夜を愛でる作品が生まれました。
皆さんにとって、月夜の世界はどんなイメージですか?

私は夜が大好きです。とりわけ月夜が。
自分が、広い宇宙の中の一つの生命として感じられるから。
だから寂しくない!

この曲からは、宇宙のエネルギーを享受しつつ、奇跡の星地球に生きている感動が聴こえてくる様に感じています。

そして月のない夜でも、この音楽はその世界に誘ってくれます。
心身を解放させてもらえます。
深呼吸しながら、ゆったりのびのびと踊りたいです。

奥原由子

2021.09.07

9月の講師演奏曲について

ラヴェル作曲 「亡き王女のためのパヴァーヌ」

ラヴェルのお父さんは音楽好きで、息子の才能を見抜き、大切に育ててくれました。
少年ラヴェルと、先月お聴きいただいたサティを出会わせたのも、お父さんだったようです。

若いラヴェルの敏感な心に、サティの温かな音楽は瞬く間に深く染み込んだのでしょう。
以来ラヴェルはサティを敬愛し続けました。

さて、この曲の「王女」は誰なのかは、本人が書き残してないので、色々推測されています。パヴァーヌがスペインの舞曲であり、彼のお母さんがスペイン人だったことから、最近は「お母さん説」が有力です。彼女は美しい声で歌ってくれていたようです。

緻密な完全主義者のラヴェル。一分の隙も無いファッションで、キッチリと武装している写真が残っています。
でもそんな外見と違い、彼の心の中からは、自由だけど繊細で温かい音楽が流れ出してきます。

この小さな曲は、私の心に広大な世界を呼び覚ましてくれます。
それは、愛おしく懐かしい人達が皆微笑んでいる、星空の彼方の天国。

あなたの心にはどんな世界が浮かび上がってくるのでしょうか?

奥原由子.

2021.08.05

8月の講師演奏曲について

サティ作曲 ジムノペディ

暑い上にコロナのストレス。
弱音は吐きたくないけど、キツイですよね。

こんな時はこの曲。
頭も気持ちも身体も鎮めてくれます。

「元気出せ」「がんばれ」なんて絶対言わないで、穏やかに100%の優しさで包んでくれる。

こんな音楽を紡ぎ出した人がいたなんて奇跡です。
と、改めて思います。

ありがたくお世話になりましょう。
一緒にゆったりと深呼吸させてもらいます。

ありがとう、サティさん!

奥原由子

2021.07.05

7月の講師演奏曲について

ヴィヴァルディ作曲 ピッコロ協奏曲より第2楽章

この曲、哀愁を帯びたメロディが、切々と心に沁みます。
先月お聴きいただいた「かわらひわ」と同じく笛のための協奏曲の第2楽章ですが、雰囲気は対照的です。

バロック時代には、「光と影」のコントラストが好まれました。
響の明暗もテンポも雰囲気も、徐々に移り変わるグラデーションではなく、キッパリと表現し分けられることが多いです。

光があるから影が、また影があるから光が、より一層ハッキリと感じられるのでしょう。

眩しいように明るい「かわらひわ」と、陰りのある心の内を語るようなこのピッコロ協奏曲、交互に聴き比べてみてください。

光と影が交差する複雑な人生を歩んだヴィヴァルディの、悲喜交々が聴こえてくるように感じられます。

奥原由子

2021.06.07

6月の講師演奏曲について

ヴィヴァルディ作曲 「かわらひわ」協奏曲の第2楽章

先々月のヘンデルと先月のバッハの先輩、ヴィヴァルディの登場です。
これで、バロック3大巨匠勢揃いです。
といっても、とても一括りにはできない御三方です。作品も生き方も全く、全然違う!でも共通項は、温かな人間愛と、音楽への熱々の情熱。

今回お聴きいただく曲は、天才からの「清涼剤」の贈り物。
短い中に、「気持ちの良いイメージ」がいっぱいに詰まっている。
明るい光、爽やかな空気、清らかな水の流れ、緑のそよぎ、喜ばしい小鳥の声、それらに包まれた満ち足りた幸福感、などなど。

色々ゴツゴツしたものに出会ってしまう現実。
一時でも良いから、「これ以外何が必要なの?」という程に気持ちの良い世界に潜り込みたい。
この曲は、その世界に連れて行ってくれる。
おすすめです。

そして、私の演奏で表現しきれてない分は、皆さんのイマジネーションで補って聴いてくださればと思います。

奥原由子

2021.05.06

5月の講師演奏曲について

バッハ作曲 ポロネーズとバディネリ
(管弦楽組曲第2番より)

先月お聴きいただいた曲の作者ヘンデルと今月のバッハは同い年です。

バッハの時代、ドイツでもコーヒーが流行し始めました。
彼は当時最先端のコーヒーハウスで、定期的にコンサートをしていました。
弟子たちと一緒にチェンバロなど楽器を運び込んで、自作を披露。
この曲もそんな折のものです。

ポロネーズは、ポーランド風のダンス。
バディネリは、「冗談」という意味です。

バッハの本業は、教会で神の存在を感じさせるための曲を作曲し、演奏すること。コーヒーハウスでの仕事は、副収入を得るためのものでした。
でもおかげで、当時も大人気だったそうですが、現代の私達も大いに楽しませてもらえます。

ステイホームの時間が増えた昨今。
お気に入りのマグカップから立ち上るコーヒーの香りと共に、バッハと弟子達の演奏風景をイメージしながらお聴きください。

奥原由子

2021.04.01

4月の講師演奏曲について

ヘンデル 作曲 「いとしい愛らしい緑の木陰」

こんな状況下でも爽やかな新緑の季節は来てくれます。

オンブラ・マイフとして親しまれているこの歌の歌詞は、
「こんなにも心地よく愛らしい木陰はかつてなかった。」
という感動を歌ったもの。

オペラでは、この歌の前に次のような語りが先行します。
「優しく美しいプラタナスの葉よ、運命はお前たちのために輝いている。
雷も嵐もそれを邪魔はしないよ。」
といった内容。

仕事でもプライベートでも、嵐のように過酷な状況を、常に雄々しく乗り越えつつ歩んだ作者ヘンデル。この曲は、そんな彼の心から流れ出た、静かだけれど深い感動。
それはあたかも、今の私たちの気持ちを代弁してくれるかのようです。

素晴らしい音楽や新緑から「大丈夫だよ!」をもらいつつ、前向きに過ごしたいです。

奥原由子

2021.03.01

3月の講師演奏曲について

メンデルスゾーン 作曲 「歌の翼に」

「歌の翼に愛するあなたをのせて、パラダイスに運んで行こう。そして安らぎを味わい、幸せの夢を見ましょう。」
という歌です。

コロナに巻き込まれて、息苦しい空気に包まれて約1年。
この歌は、今正に私たちの願望ですよね。

優しく吹き上げる上昇気流のようなピアノ伴奏に乗って、ひと時気持ち良く浮遊してください。

冗談では無く、この曲にはそんなパワーがあるんです!
私事ですが、繰り返しこの曲を練習していたある夜、夢で空を飛んでしまったんですよ。住み慣れた街の上空をフワフワと。駅前ロータリーを眺め、ガードをくぐりと、かなりリアルに覚えています。

今度ぜひ、未だ見ぬパラダイスまで飛びたいです。
マスク無しで、ご一緒に。

奥原由子

2021.02.02

2月の講師演奏曲について

シューベルト作曲 「菩提樹」

音楽に表現されているものには、二つのタイプがあるようです。
一つは、作者あるいは登場人物が、表現しようとする世界にいるもの。
もう一つは、現実には無いけれど、憧れている世界。
名曲にはこの二つ目のタイプが多いように思います

先々月の、ベートーヴェンの「喜びの歌」。あの曲の描いた世界、“人類皆で愛し合い抱き合おう”は、いまだに実現されていませんよね。
先月の「春への憧れ」は、モーツァルト がどん底の状態にある真っ暗な1月に描いた、これ以上無いほど明るく軽やかで清々しい春の曲。
そして、今月の「菩提樹」もこのタイプ。

原曲は歌曲集「冬の旅」中の一曲。
舞台は階級制度の厳しい時代。主人公は、それを越えようという夢にやぶれ、苦しい旅をする貧しい若者。その若者の心に、泉のほとりの菩提樹は「友よ、おまえの安らぎはここにあるよ。」と語りかけてくれます。

どっしりと包容力に満ちた大樹。豊かに茂る緑の葉の心地良いそよぎを、シューベルトは見事に表現してしまった!
状況を知らずに聴いたらまんまと騙されてしまう。
彼は、心地よい新緑を満喫しているんだと。

今まで体験したことの無い、重苦しい冬を旅している私達。
こんな時だからこそ、憧れを描いた音楽は、力強く心の奥底まで届き、癒し、希望を与えてくれるように感じています。

目をつぶってシューベルトの夢にすっぽり巻き込まれて、深呼吸させてもらいましょう。

奥原由子

2021.01.05

1月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 「ロンド」(ピアノ協奏曲第27番より)~「春への憧れ」

この曲は、1791年の今日、1月5日に完成しました。
間違いなくとても寒い日だったでしょう。
その上、この頃の彼は健康面でも経済的にもどん底状態。
そして、この年の12月5日に亡くなります。

そんな時期に何故、この上なく明るく軽やかで、喜びに満ちたこの曲が生み出されたんでしょう。?????ですね。

歌曲「春への憧れ」は幼い少年が語っているスタイルです。
歌詞は、
“5月よ早く来て。冷たい冬はもうごめんだよ。野原で飛び跳ねて遊びたいよ。まず、スミレを咲かせて!小鳥たちも連れてきてよ!お願い!”

「ロンド」のメロディは「春への憧れ」とほぼ同じ。
清々しい透明感漂う彼の最後のピアノ協奏曲第27番の終楽章。終始軽やかで、まるで少年の願った春がやってきたかのようです。
弾むようなスキップのリズムで始まり、小鳥が飛び交い、スミレ咲く大地のコーラスが喜ばしく響きます。
そこへ突然、冬の名残の北風が吹きつけます。
でもすぐに、希望が立ち上るように春が呼び戻されます。

驚くべきことに、モーツァルトは実人生でも、この見事なV字回復を体現して見せくれました。
瀕死の彼は、この希望に満ちた明るい曲達を書くことで、春を、そして気力を呼び戻したかのように、「魔笛」「レクイエム」など大きな傑作の数々を生み出します。たった一年足らずの間にですよ!!!信じられますか?

奥原由子

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