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講師演奏曲の解説集講師演奏曲の解説集

2022.03.01

3月の講師演奏曲について

ゴセック作曲 タンブラン

2月中「本音トーク」に、「繰り返される一定のリズム+メロディ」の心身にもたらす良い影響をレポートしました。
それで浮かんできたのがこの曲です。

太鼓を模したピアノのリズムに乗ってメロディが喜ばしく躍動します。
ここでは二人がかりですが、フランスの伝統音楽タンブランは、一人の奏者が両方同時に奏します。片手は腰に下げた太鼓でリズムを打ち、もう片手は笛でメロディを奏でます。

信じられないことでしたが、一度テレビで観てビックリ、ホントだった!
南フランスの野原でのお祭り。大人も子供ものびのびと演奏し、人々が笑顔で軽やかに踊っていました。
明るい日差しのもと、緑の野原で繰り広げられる、生き生きとした喜び溢れる光景は忘れられません。

日差ダケはようやく春めいてきました。
が、残念ながらこの春も、仲間と集まってワイワイとはいきませんよね。
そこで、こんな曲を口ずさみながら、軽快にウォーキング。
これなら一人でも楽しめます!

奥原由子

2022.02.02

2月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 フルート四重奏曲第1番 第1楽章

21歳の秋、モーツァルトは、就活の旅に故郷を出発します。
その年の12月に書かれたこの曲は、颯爽と希望に向かって駆け登るように始まります。
終始若々しい息吹に溢れたこの曲ですが、順風満帆だから生まれたんではないんです。

かつて、幼少の彼を神童として大歓迎したマンハイム。
しかし、大人に成長した天才は受け入れません。
ショックだった上に次の街を目指す費用にも事欠いていた時に作曲された曲なんです。
その後、生涯にわたって安定した地位は得られなかった人生の始まりです。

そんな彼の、陰りのない明るい曲の中には、深刻なダークな響きがこっそり混ぜ込まれていることが多々あります。
後年には、そのダークさはとても深いものになっていきますが、この曲の中からもすでに聴こえてきます。
この曲を、
「走る悲しみ、涙は追いつかない。」
と表現した伝記作家がいましたが、言い得て妙だと思います。

どんな時にも、聴く人に喜びをもたらす音楽を紡ぎ出したモーツァルト。
私事ですが、これまで彼の音楽にどのくらい助けられたかしれません。
感謝感謝です。

息を凝らして縮こまりがちな現在、窮状をものともせず走り続けてみせてくれる彼の音楽はありがたい!

奥原由子

2022.01.06

1月の講師演奏曲について

J.シュトラウス作曲 「春の声」

いつ聴いても、フレッシュな希望と明るい幸福感をもらえる曲ですよね。

若々しいこの曲ですが、生み出したのは何と、58才のシュトラウスと71才の巨匠リストです。
二人の中高年は、あるパーティで顔を合わせ、遊びながら作ってしまったのがこの曲だそうです。

後日、このメロディに触発された友人の脚本家ジュネが歌詞をつけます。
「春が来て、ヒバリは空高く舞い上がり、万物に生命が蘇り、悩みは皆消えてしまう……」

それを、ビアンキという名ソプラノ歌手が初演し大好評。

なんと素敵な大人のネットワークでしょう!

歳を重ねる間、苦難に出会っても、彼らは前向きな希望を持ち続けました。
その衰えを知らない情熱を支えていたのは、こういう音楽だったんですね。

今年も私たちの春は、「悩みは全て消え、全て良くなる……」とはいかないようですね。こんなときだからこそ、先人たちの残してくれた素晴らしい音楽からパワーをもらって、励まし合いながら乗り切りましょう!

奥原由子

2021.12.03

12月の講師演奏曲について

J・シュトラウス作曲 トリッチ・トラッチポルカ

コロナが収束しないまま、もう12月。
なかなか晴れ晴れとしないけど、時はどんどん過ぎていく。
固まって待っていても勿体無いなあ、とつくづく思う今日この頃。

そんなことを考えていたらこの曲を思い出しました。

底抜けに明るく軽やかな曲。
クラシックの音楽で、こんな曲は意外にも例外。

彼の生きた時代も環境も、カラカラに明るかったわけじゃない。
個人的にも、いつも順風満帆だったわけでもない。
にもかかわらず、彼の心意気から紡ぎ出された音楽はいつも前向き。

この曲も、まるで向かい風を跳ね返しながら、笑顔で走ってるみたい。

今、こんな音楽がありがたい。
希望に満ちた新年を迎えるために!

奥原由子