2021.01.29
課題曲を自分のレパートリーに
先先週の掲示板での提案、
◉課題の各曲の「表現したい魅力ポイント」を文章にしてみましょう。
これに基づいたレッスンが始まりました。
「表現したい魅力ポイント」って何なのか、ちょっとイメージでき難かったようです。
なので先週は、
◉その曲達をより深く知るための音の資料の紹介をしました。
今週はそれに加え、
◉ネットで、作者の生きた時代や環境などの背景、また人となりなどを検索してみることを提案します。
こんなことをやっているうちに、
私たちと同じ生身の人間が、紙に印刷された楽譜の裏側にいることがイメージされてきます。
そうすれば、
今回の課題曲達は、彼らが私たちに伝えたかったメッセージだと感じられてくるはずです。
そして、
作者の表現したかったらしい事と、自分自身の記憶を結びつけてみてください。
過去の経験や感動。現在の意識や気持ち。未来への希望。等々、貴方の中の全てを呼び覚まして!
先日からのレッスンで、
この二つが結びついた瞬間、演奏がはっきり変わったことにびっくりでした。
演奏した本人も、聴いていた私も!
録音してなかったことをもったいなく思います。
音はその場で消えてしまうのが残念です。
何とか記憶に残す為に、言葉でメモしたり、立ち上ったサウンドを忘れないうちに繰り返し再現するのがおすすめです。
名曲達を、いつ、どんな時にも、「私の気持ち」として演奏できると素敵ですよね。
もちろん、作者に敬意と感謝をこめつつ。
奥原由子