2021.12.03
12月の講師演奏曲について
J・シュトラウス作曲 トリッチ・トラッチポルカ
コロナが収束しないまま、もう12月。
なかなか晴れ晴れとしないけど、時はどんどん過ぎていく。
固まって待っていても勿体無いなあ、とつくづく思う今日この頃。
そんなことを考えていたらこの曲を思い出しました。
底抜けに明るく軽やかな曲。
クラシックの音楽で、こんな曲は意外にも例外。
彼の生きた時代も環境も、カラカラに明るかったわけじゃない。
個人的にも、いつも順風満帆だったわけでもない。
にもかかわらず、彼の心意気から紡ぎ出された音楽はいつも前向き。
この曲も、まるで向かい風を跳ね返しながら、笑顔で走ってるみたい。
今、こんな音楽がありがたい。
希望に満ちた新年を迎えるために!
奥原由子