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2022.02.02

2月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 フルート四重奏曲第1番 第1楽章

21歳の秋、モーツァルトは、就活の旅に故郷を出発します。
その年の12月に書かれたこの曲は、颯爽と希望に向かって駆け登るように始まります。
終始若々しい息吹に溢れたこの曲ですが、順風満帆だから生まれたんではないんです。

かつて、幼少の彼を神童として大歓迎したマンハイム。
しかし、大人に成長した天才は受け入れません。
ショックだった上に次の街を目指す費用にも事欠いていた時に作曲された曲なんです。
その後、生涯にわたって安定した地位は得られなかった人生の始まりです。

そんな彼の、陰りのない明るい曲の中には、深刻なダークな響きがこっそり混ぜ込まれていることが多々あります。
後年には、そのダークさはとても深いものになっていきますが、この曲の中からもすでに聴こえてきます。
この曲を、
「走る悲しみ、涙は追いつかない。」
と表現した伝記作家がいましたが、言い得て妙だと思います。

どんな時にも、聴く人に喜びをもたらす音楽を紡ぎ出したモーツァルト。
私事ですが、これまで彼の音楽にどのくらい助けられたかしれません。
感謝感謝です。

息を凝らして縮こまりがちな現在、窮状をものともせず走り続けてみせてくれる彼の音楽はありがたい!

奥原由子

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