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2023.01.10

1月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 アンダンテ(ピアノ協奏曲21番 第2楽章)

明けましておめでとうございます。
今年はモーツァルトの人気曲で始めたいと思います。

モーツァルトの音楽はとびきり明るくて軽快だから、その中に巧妙に忍ばされた暗い影は聴き逃してしまいがち。
でも、一旦その影の部分を心が察知してしまったらもう大変!気軽に聴き流せなくなってしまうから。
その瞬間から、憂いのない超天才モーツァルトが、私と悲しみを共有してくれる無二の親友になる。

子供時代から職業音楽家として、明るく屈託のない音楽を王侯貴族に納品することを求められ続けたモーツァルト。
人一倍過酷な自身の人生の生きる悲しみを、少しずつ練り込みたいと思い始めるのは当然ですよね。その本音の部分が年と共に膨らんでくるように思います。
このことが、次の時代の幕開けになったのでしょう。音楽を、個人としての意思や気持ちを表現するものにしてくれました。

この曲も、明るい日差しの元、爽やかなそよ風のような響きで始まります。
しかし程なくして黒雲が現れ、刻々と落ち込み始めます。どこまで沈んで
しまうのか心配になる頃、突然垂直に急上昇。太陽が微笑むホッとする世界に戻してくれます。
これが心底優しいモーツァルトです。私たちを暗さの底に置き去りにしません。必ず日向に、いえ、天国まで連れて行ってくれる。
「上を向いて生きようよ。明るい明日は必ず来るよ!」と。

今年こそは、この曲のように地球全体がV字回復、明るい喜びに満たされることを祈るばかりです。

奥原由子

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