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2023.10.11

10月の講師の演奏について


ラヴェル作曲 亡き王女のためのパヴァーヌ

奥原由子

聴くものの心に静かに深く入り込んでくる名曲。
だから題名の「亡き王女」は誰?というのが繰り返し問い沙汰されます。
昨今は、ベラスケスが描いた17世紀のスペイン王女マルゲリータの幼い頃の肖像画からのインスピレーションといわれています。

また、スペイン人であった彼のお母さんも大きく影響しているともいわれます。
彼女は、苦しい生活にもめげず、いつも明るくスペイン民謡を口ずさんでいました。彼女を深く愛していたラヴェルの心にはその響きがしっかり染み込んでいたんでしょうね。

作曲はラヴェル24歳の時。人前ではこの曲を決して褒めなかったそう。
でも晩年、交通事故で記憶障害となった時たまたま耳にして、「この素晴らしい曲は誰の曲?」と言ったそうです。

そんなエピソードから、この曲はベラスケスの絵を見た時の客観的なインスピレーションからだけではなく、彼自身の心の深いところから迸り出た愛や思い出だといわれるんでしょうね。

過去の温もりを穏やかに思い出すような出だし。遠く離れた星空の彼方と交信するかの中間部。そして、最初のメロディが戻ってきた時の、はじめとは違う高揚感。
納得です。私は全部本当に好きです!
名曲って、こんな風に、全く違う生を生きている人の共感を呼び覚ましつつ、心から心へ伝わって、自然に繋げていくんでしょうか。

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