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本音トーク! 掲示板 講師演奏曲の解説集

今月の講師演奏曲今月の講師演奏曲

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Fululu Flute Project · ビゼー / メヌエット(「アルルの女」より)


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講師演奏曲の解説集講師演奏曲の解説集

2022.12.09

12月の講師演奏曲について

ビゼー作曲 メヌエット アルルの女より

奥原由子

この曲がきっかけで、フルートを吹きたいと思った方多いようです。

私もその一人。
出会いは小学生の時、学校で縦笛を吹き始めた頃。
父の買ってくれたレコード(ソノシート)からこの曲は流れ出てきました。
笛っぽい響きと、この曲の雰囲気になぜか惹かれ、何度も何度も繰り返し聴き、耳コピーして縦笛で吹きました。
それを聴いてくれた担任の先生が両親に、
「中学生になったらフルートを買ってやってくれないかね。」
と言ってくれました。
その時はフルートなんて見たこともない私達親子でしたが。
これが私とフルートの出会いです。

その恩人たちは、もう皆逝ってしまいました。
私も来年は節目の年を迎えます。
改めて、前向きな希望しか無かった子供の頃を思い出し、これからの生き方を考えてみたいと思っています。

30歳そこそこで逝った天才ビゼーの残した名曲は、これからも私の羅針盤になってくれると思います。
2022.11.10

11月の講師演奏曲について

ドビュッシー作曲 月の光

8日には、くっきりと皆既月食が見られましたね。
でも赤い月、私にはちょっと不気味に見えちゃいました。
その後、冴え冴えとしたいつもの輝きに戻り、ほっとしました。

こういう晴れ晴れとした月を見ていると、これまでの人生で見てきた様々な月を思い出します。懐かしい人達や風景や空気などなども蘇ります。
皆さんはどんな月を思い出しますか?

古今東西、様々な分野の芸術家達も月を愛でて素晴らしい作品を残していますよね。
この時期には、それらを読んだり聴いたりしたくなります。

ドビュッシーのこの曲は、本当に名曲だと思います。
空の彼方から降り注がれる晴朗な光。
それが地上を美しく輝かせる様。
それら全部を包み込み広がる大宇宙の響き。

これらが皆、この小品に凝縮され表現されているのは奇跡だと思います。
自然にこの振動に巻き込まれて深呼吸してしまう。
ドビュッシーに感謝です。ありがとう!

奥原由子

2022.10.04

10月の講師演奏曲について

モーツァルト作曲 ラルゲット ピアノ協奏曲第27番 第2楽章より

この曲の作曲は1月、その年の12月にモーツァルトは亡くなります。
収入も健康も失い、人生のどん底の彼の心から流れ出てきた音楽です。

不思議な静けさと、ほの明るさを持った子守唄のような響き。
何を思っていたのでしょう。
愛妻と子供達、すでに天国にいる両親と共に過ごした幸せだった子供時代。
それら全てが「愛おしい!」と歌っているかに聴こえます。

私事ですが、昨年の父に続き先月母を亡くしました。
こういう時寄り添ってくれるのがモーツァルトです。
小学生の時、最愛の祖母を無くした時以来、私の一大事の時は必ず来てくれます。

彼は歌曲で
「僕のお墓に来て泣いてくれたら、その涙を真珠にしてあげる。」
と言っています。
ウチのご先祖様達もそう言ってくれたら嬉しいんだけど。
そうしたら、私は箱いっぱいの真珠を楽しめるのに!

奥原由子

2022.09.01

9月の講師演奏曲について

ヴェルディ作曲 シチリアーナ「シチリアの夕べの祈り」より

この曲はオペラの中のアリア。結婚式でお花をもらった花嫁が「お花をありがとう」と歌う。
舞台は戦争の絶えなかった時代のシチリア。敵対する勢力双方の二人が出会い何とか結婚式まで漕ぎ着けるが、直後悲劇に見舞われる。
言わば、シチリア版“ロミオとジュリエット”。新しくは、“ウエストサイドストーリー”。
人類はいつになったらこんな悲劇を繰り返さなくなるんでしょうか。

この曲には、「今は生きている!」という喜びが溢れています。
緊迫した過酷な状況に屈しない、誇り高い気っ風の良さが爽快です。
その上、明るい希望さえも響き渡ります。

作者ヴェルディの生きた時代は、イタリア独立運動の最中でした。
彼は周囲の人々を励ましたいとの願いを込めてオペラを作曲しました。
そんなヴェルディは、今でもイタリア人にとって心のヒーローのようです。

奥原由子

2022.08.02

8月の講師演奏曲について

ヴィヴァルディ作曲 かわらひわ

暑いですね。
今月も水辺に惹かれちゃいました。
ひんやりと澄んだ流れの辺りの木陰でゆったりしたいですよね。
小鳥の声を楽しみながら。

ところで、最近鳥達の囀りの意味するところが解ってきているようですね。
複数の種類の小鳥達が、共通の状況に遭遇し、それぞれ独自の鳴き方で鳴きますが、お互いに理解しあっていることも解ったそうです。
興味深いです。

でも、普段いつも聴こえてくる鳥の声の意味が全部解ったら、どうでしょう、ちょっと疲れるかも。

この曲のようにイメージを音楽で表現されたのは大歓迎です。
ヴィヴァルディの音楽は、本当に好きです。

奥原由子

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