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グノー=バッハ作曲

アヴェ・マリア

Fululu Flute Project · グノー=バッハ作曲 アヴェ・マリア


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講師演奏曲の解説集講師演奏曲の解説集

2023.12.01

12月の講師の演奏について


グノー=バッハ作曲 アヴェ・マリア

奥原由子

シューベルトのアヴェ・マリアは、しっとりと、あくまでも優しく温かな波動で包み込んでくれます。
このグノーの曲は、明るく、前向きな光明や希望さえも感じさせてくれます。
ベースが、あの偉大なビッグ・ダディ、バッハだからでしょうか。

今年も、もう12月がやってきたんですね。

来年こそ、全地球に明るいニュースが飛び交いますように!
全地球が、生きる喜びを諸手を挙げて大声で歌えますように!

心からの祈りを、この曲に託したいと思います。
2023.11.01

11月の講師の演奏について


シューベルト作曲 音楽に寄せて

奥原由子

諸手を挙げての音楽への感謝の曲。

大賛成!

私は子供の頃、しょっちゅう高熱を出し学校を休んでいた。
学校では皆んな元気に過ごしているんだろうな、と思いながらの一人ぼっち感。
そんな気持ちを救ってくれたのが音楽。
父が組み立てた蓄音器で、一日中レコードやソノシートを聴いていた。

おしゃべりな子供だったけど、言葉では言い表しきれない気持ちもあった。
こういう気持ちはピアノや笛で音楽に言ってもらう方が良いと分かった。

初めは音楽の受け手である自分の気持ちしか意識になかった。
でも徐々に、音楽には、これを創り出した作曲家達がいたことに気付いた。
ああ、昔からこんなに大勢の人達が、気持ちを、そして全人生までも音楽に託してきたんだ、と。

シューベルトもその一人。
30年そこそこの人生を、音楽を紡ぎ出すことだけに集中した人。
この曲は、その人の音楽讃歌。
本当にシンプルで淡々とした語り口だけど、伝わってくる音楽愛のパワーは超強力!
作ろうとして作ったものではない、心の奥底からの真実の声だから。

彼の生きた年月の倍以上生きてしまった私だけど、ますます音楽に頼る日々です。
シューベルトさん、ありがとう!
音楽よ、ありがとう!
2023.10.11

10月の講師の演奏について


ラヴェル作曲 亡き王女のためのパヴァーヌ

奥原由子

聴くものの心に静かに深く入り込んでくる名曲。
だから題名の「亡き王女」は誰?というのが繰り返し問い沙汰されます。
昨今は、ベラスケスが描いた17世紀のスペイン王女マルゲリータの幼い頃の肖像画からのインスピレーションといわれています。

また、スペイン人であった彼のお母さんも大きく影響しているともいわれます。
彼女は、苦しい生活にもめげず、いつも明るくスペイン民謡を口ずさんでいました。彼女を深く愛していたラヴェルの心にはその響きがしっかり染み込んでいたんでしょうね。

作曲はラヴェル24歳の時。人前ではこの曲を決して褒めなかったそう。
でも晩年、交通事故で記憶障害となった時たまたま耳にして、「この素晴らしい曲は誰の曲?」と言ったそうです。

そんなエピソードから、この曲はベラスケスの絵を見た時の客観的なインスピレーションからだけではなく、彼自身の心の深いところから迸り出た愛や思い出だといわれるんでしょうね。

過去の温もりを穏やかに思い出すような出だし。遠く離れた星空の彼方と交信するかの中間部。そして、最初のメロディが戻ってきた時の、はじめとは違う高揚感。
納得です。私は全部本当に好きです!
名曲って、こんな風に、全く違う生を生きている人の共感を呼び覚ましつつ、心から心へ伝わって、自然に繋げていくんでしょうか。
2023.09.07

9月の講師の演奏について


ドビュッシー作曲 月の光

奥原由子

今年の中秋の名月は9月29日だそう。
この頃には暑い夏が終わっていると良いですね。
爽やかな空気を深呼吸しながら涼やかな満月を見上げたいです!
今はエアコンの効いた部屋で目を閉じて聴きながらひたすらイメージするばかり。

改めて、こ曲本当に素敵。
音で聴いた響きから、視覚の思い出や空気感で包んでもらえる。

ドビュッシーは、葛飾北斎の絵からインスピレーションを得ていたそう。
視覚から聴覚の世界を創造したんですね。
天才から天才の閃きの連鎖。

暑さが蓄積してしまったような心身を鎮めてもらえます。ありがたいです。
2023.08.03

8月の講師の演奏について


モーツァルト作曲 キラキラ星変奏曲

奥原由子

モーツァルトが続いています。

この変奏曲のテーマ、今では「キラキラ星」の歌で親しまれていますが、元は「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」という当時パリで流行していたシャンソン。若い娘さんが恋人のことを母親に打ち明けようとする歌です。
嬉しいことも心配事も、とにかく誰かに話さずにはいられない。

この高揚感は、テーマだけでは表現しきれない!
モーツァルトは、喜びをおおらかに歌ったり、スキップしたり、走ったり、泣いたり、跳ねたり、と様々な気分を変奏曲にして表現しています。

モーツァルトの得意技!
思わず瑞々しい気分に感染してしまいます。
2023.07.06

7月の講師の演奏について


モーツァルト作曲 おいで、いとしいツィターよ

奥原由子

モーツァルトが続いています。

先月メトロポリタンオペラのライブビューイングで「ドン・ジョヴァンニ」の新演出を観たのですが、素晴らしかったです。今月は「魔笛」、とっても楽しみです。

モーツァルトはこんな音楽史上の頂点に位置するような大作を残していますが、今回ご紹介のようなチャーミングな歌を気の合う友人に気軽にプレゼントしたりもしていたようです。

歌詞は作者不詳ですが、次のようです。
「おいで、いとしいツィーターよ。僕の心が彼女を想ってどのくらい痛んでいるか言えないんだけど、お前から伝えてもらえないだろか……」

そうそう、オペラの中でもこんなドキドキワクワクな高揚した気分や、甘い囁きがしょっちゅう歌われますよね。モーツァルトの得意な語り口、他のどの作曲家よりハートへの直撃効果高いと思う!

じめじめむしむしのこの季節、ひとときモーツァルト風冗談タイムを楽しみたいですよね。
2023.06.02

6月の講師の演奏について


モーツァルト作曲 ピアノソナタ第11番 第3楽章 トルコ風(トルコ行進曲)

奥原由子

今月もモーツァルト。魅力的な大人気曲です。

コロナと遭遇した時、どう行動しようか戸惑いました。そしてすっかり馴染んでしまった今、「もう大丈夫」と言われても元通りには動き出せません。

この間、自分自身の生き方のマンネリにストップがかかり、世界で起きていることにはより敏感になっているからだと思います。

悲喜交交の過去、素晴らしいことも酷いことも進行している現在、地球全体が未知の状況に向かっている未来。
残念ながら、どれも心静かに受け止めるのは難しい!
さあ、どう進もうか、と立ち止まって考えてしまう。

これは、これまでと違う新しい私。
でも変わらないのは、音楽に指針を求めていること。

この曲のモーツァルトのように颯爽と果敢に走ることはできそうもないけど、「心の底の火種になってください!」とお願いしたい。
2023.05.11

5月の講師の演奏について


モーツァルト作曲 協奏曲KV.299 第1楽章より 

奥原由子

2月3月お聴きいただいた曲はモーツァルト晩年(と言っても30才そこそこ)の作でしたが、今回は20才そこそこの作。フレッシュな若々しさが鳴り響きます。

天才にとっての10年の密度は、凡人の何百年よりずーっと濃いんでしょうね。
信じられない程深みを増した晩年の作と、改めて聴き比べてみるのも一興かと。
もちろん、若い時からの前向きなエネルギーは生涯目減りしてません、大丈夫!

21才で新しい活躍の場を求め、故郷を飛び出したモーツァルト。しかし、かつて神童を拍手喝采で歓迎した宮廷ですが、大人になった天才は受け入れません。
次の街に向かう費用にも事欠く彼に作曲の注文をしたのは、アマチュアのフルート奏者。カルテット4曲、ソロの協奏曲2曲、そしてこのフルートとハープの協奏曲が生まれました。
私達フルートを吹く者にとっては奇跡の瞬間です。正に神の采配!感謝です。

さてこの曲ですが、窮地に立った人間から生まれ出たとは思えない明るさです。
大空に両手を広げて深呼吸するような清々しさ!
途中、下を向いたり、後ろを振り返ったりする響きも聴こえますが、再び前を向いて生き生きと進み始めます。

おかげで、この曲を吹くたびに「うん、大丈夫!」いう気分にしてもらえます。

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